「毎月一定額を積み立てる」という投資手法を聞いたことはありますか?この「定額購入法」の考え方がドルコスト平均法です。
「価格が高いときに少なく買い、安いときに多く買う」という自動的な仕組みが、どうリスク低減につながるのかを数学で確認しましょう。
この記事で学べること:
- ドルコスト平均法の計算の仕組み(算術平均 vs 調和平均)
- 一括投資との比較
- NISAのつみたて投資枠との関係
本記事は、株式会社数強塾代表・藤原進之介が監修しています。
ドルコスト平均法の基本
ドルコスト平均法とは「毎月一定の金額で、同じ商品を定期的に購入し続ける」手法です。
価格が高い月は少ない口数、価格が安い月は多い口数を買うことになります。結果として「平均購入単価を下げる」効果が期待できます。
数学で確認する——調和平均の効果
【仮の計算例:毎月1万円を3か月間積立した場合】
1か月目:価格1,000円 → 10口購入
2か月目:価格500円 → 20口購入
3か月目:価格800円 → 12.5口購入
合計投資額:30,000円
合計口数:42.5口
平均購入単価:30,000円 ÷ 42.5口 ≈ 706円
一方、単純算術平均:(1,000 + 500 + 800) ÷ 3 ≈ 767円
定額購入(調和平均)の方が、単純な算術平均より平均単価が低くなります。これがドルコスト平均法の数学的な効果です。
※ これは仮の例示です。将来の運用成果を保証するものではありません。
一括投資との比較
ドルコスト平均法は価格変動リスクを時間的に分散する手法ですが、常に一括投資より優れているわけではありません。
- ドルコスト平均法が有利な場合:価格が下落・上昇を繰り返すとき
- 一括投資が有利な場合:価格が一方的に上昇し続けるとき(底値で買えた場合)
将来の価格動向は誰にもわかりません。ドルコスト平均法の本質は「いつ買えばよいかわからない」問題を解決するための方法です。
NISAのつみたて投資枠との関係
2024年から始まった新NISAのつみたて投資枠(年間120万円まで)は、毎月定額を長期間積み立てる設計になっています。ドルコスト平均法の考え方と直接つながる制度設計です。
まとめ
- ドルコスト平均法は「定額購入」——価格変動リスクを時間的に分散する
- 調和平均の性質により、算術平均より購入単価が低くなる効果がある
- NISAのつみたて投資枠と相性が良い長期投資の基本手法
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本記事は教育目的の情報です。特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。運営:株式会社数強塾 / 監修:藤原進之介

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