2進数・16進数の変換——共通テスト情報Iの計算問題を完全制覇

共通テスト情報Iで必ず出題される「2進数・16進数の変換」。苦手にしている受験生が多いテーマですが、仕組みを正しく理解すれば、確実に得点できる分野です。

「なぜコンピュータは2進数を使うのか」という理由から理解することで、変換の計算がただの暗記ではなく、論理的に解けるようになります。

この記事で学べること:

  • コンピュータが2進数・16進数を使う理由
  • 10進数⇔2進数⇔16進数の変換手順
  • 共通テスト頻出の計算パターンと解き方

本記事は、株式会社数強塾代表・藤原進之介が監修しています。藤原は代々木ゼミナールの情報科講師として、共通テスト情報Iの指導実績があります。

なぜ2進数・16進数を使うのか

コンピュータと2進数の関係

コンピュータの内部では、電気信号の「オン(ON)」と「オフ(OFF)」の2状態だけで情報を表します。この2状態を数で表したものが2進数(にしんすう)で、使う数字は「0」と「1」だけです。

私たちが普段使う10進数(十進法)は、0〜9の10種類の数字を使いますが、コンピュータには「2種類だけの数字」のほうが回路設計の観点から適しています。

16進数が使われる理由

16進数(じゅうろくしんすう)は、2進数を人間にとって読みやすい形にまとめたものです。2進数4桁が16進数1桁に対応するため、長い2進数の文字列を短く表記できます。プログラムの色指定(#FF6600など)やIPアドレスのMAC表記などで使われます。

変換の手順と計算例

10進数→2進数への変換

【変換例】13(10進数)を2進数に変換する

手順:元の数を2で割り続け、余りを下から読む

13 ÷ 2 = 6 余り 1
6 ÷ 2 = 3 余り 0
3 ÷ 2 = 1 余り 1
1 ÷ 2 = 0 余り 1

余りを下から読む:1101(2進数)

確認:1×2³ + 1×2² + 0×2¹ + 1×2⁰ = 8 + 4 + 0 + 1 = 13 ✓

※ 変換の確認は「重みを足す」方法で行うと確実です。

2進数→16進数への変換

【変換例】2進数 1101 1010 を16進数に変換する

手順:2進数を4桁ずつに区切り、それぞれを16進数に変換する

1101 → 13 → D(16進数では10以上はA〜Fで表す)
1010 → 10 → A

結果:DA(16進数)

16進数の対応表:10=A、11=B、12=C、13=D、14=E、15=F

よくある誤解——「16進数のAは10ではない」は間違い

よくある誤解として、「16進数のAは文字だから数値を持たない」と思いがちですが、これは間違いです。16進数のAは10進数の10を表し、Fは15を表します。「A〜Fは1桁で10〜15を表す記号」と理解しましょう。

数学との接続——位取り記数法

2進数・16進数の変換は、数学の位取り記数法(くらいどりきすうほう)の拡張です。

10進数では「十の位」「一の位」のように、桁が上がるごとに10倍になります。2進数では桁が上がるごとに2倍(1, 2, 4, 8, 16…)、16進数では16倍になります。

この考え方は、小学校算数の「位(くらい)」の概念とつながっています。「各桁の重みを足し合わせる」という考え方を理解すれば、どの進数でも変換できます。

また、コンピュータで扱う「ビット・バイト」の概念も2進数の基礎知識から派生します。アルゴリズムとは何か?で学ぶプログラミングの基礎にもつながります。

試験での解き方と注意点

共通テストでは、単純な変換問題だけでなく、「2進数の加算」「シフト演算」なども出題されることがあります。

  • 2進数の加算:1 + 1 = 10(2進数)という繰り上がりに注意
  • 桁数の確認:8ビットなら0000 0000〜1111 1111の範囲(0〜255)
  • 16進数の表記:0xまたは#を先頭につける場合がある

練習には、紙に書いて手を動かすことが最も効果的です。計算機を使わず、手順を体に覚えさせることが合格への近道です。

まとめ:2進数・16進数変換の3つのポイント

  • 2進数はコンピュータの基本言語——ON/OFFの2状態が数字の「0」と「1」に対応する
  • 変換の手順は「割り算の余り」と「重みを足す」——どちらも仕組みを理解すれば確実に解ける
  • 16進数は2進数の「省略形」——4桁まとめて1桁で表すことで読みやすくなる

変換をマスターしたら、次はアルゴリズムとは何か?に進み、プログラミングの基礎を学びましょう。

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免責事項

本記事は、数学・情報・英語・金融リテラシーを学ぶための教育目的の情報です。特定の金融商品・個別銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。本記事の内容は、金融商品取引法上の投資助言を目的としていません。記事内の数字・計算例は、概念の理解を助けるための仮の例示であり、実際の運用成果・将来の利益を保証するものではありません。運営:株式会社数強塾 / 監修:藤原進之介

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